フェイクファーの基本色

すべてホワイトファー(非光沢獣毛)から着色しています。

基本カラーを載せてみました。

イエロー×ブラウン系

左 :イエローオーカー(YELLOW OCHERE)
オーカーとは黄土(おうど)のこと。 黄土から作られた顔料のような濃い赤みの黄色をイエローオーカーといいます。

右:ローシェンナ(RAW SIENNA)
シェンナはイタリアのトスカーナ地方の都市「シエナ(Siena)」のこと。ロー(raw)は「生の・原料のままの」という意味です。シエナで産出した土から作られる顔料のような強い黄赤色をローシェンナといいます。

ライトブラウン系

左 :キナクリドンゴールド(QUINACRIDONE GOLD)
キナクリドンゴールドはコクがあって透明な黄色。

右:バーントシェンナ(BURNT SIENNA)
シェンナはイタリアのトスカーナ地方の都市「シエナ(Siena)」のこと。
バーントは「焼いた・焦がした」という意味です。土を焼くことで顔料の色を濃くしたことから、ローシェンナより暗い色をバーントシェンナといいます。

ブラウン系

左 :バーントアンバー(BURNT UMBER)
アンバーとはイタリアのウンブリア州(Umbria)のこと。
バーントは「焼いた・焦がした」という意味です。土を焼くことで顔料の色を濃くしたことから、ローアンバーより暗い色をバーントアンバーといいます。

右:ローアンバー(RAW UMBER)
アンバーとはイタリアのウンブリア州(Umbria)のこと。
ロー(raw)は「生の・原料のままの」という意味です。ウンブリア州で産出した土から作られた顔料のような暗い黄色をローアンバーといいます。アンバー(Amber)=琥珀(こはく)と間違えやすいので要注意です。

ブラック系

左 :セピア(YELLOW SEPIA)
セピアとは、イカ墨から作られる濃い茶色系の顔料(絵の具)のこと。 「暗褐色」といったように形容されている。クロが少し色あせて茶色っぽくなっている色を表現しています。

右:ランプブラック(LAMP BLACK)
ランプの油を燃焼させてできたすす を原料とする顔料のような黒。 灰 みがかっていない黒らしい黒を表現しています。
※ランプブラックの見本写真の一部薄い部分がありますが、わざと色を落としています。色目は真黒です。

イエロー系

左 :ハンザイエロー(HANSA YELLOW)
発色の良い黄色です。部分的に使用するといい感じになります。

右:ピロールオレンジ(PYRROLE ORANGE)
発色の良い黄色です。部分的に使用するといい感じになります。

レッド系

左 :キナクリドンマゼンタ(QUINACRIDONE MAGENTA)
色目のハッキリした少しピンクを思わせるマゼンタ色。口の中を表現するときに使います。

右:ナフトールレッドディープ(NAPHTHOL REDDEEP)
深い赤色。混色や口の中の着色に使います。

ブルー系

左 :ウルトラマリンブルー(ULTRAMARINE BLUE)
宝石でもあるラピスラズリのような鮮やかな青色、濃い紫みの青に用いられます。 ヨーロッパの外から海を越えてやってきた宝石、という意味です。

右:フタロターコイズ(PHTHALO TURQUOISE)
鮮やかな深みのあるブルーです。部分的にも使用すると陰影がでやすいです。

ホワイト系

左 :オペークホワイト(OPAQUE WHITE)
ホワイトでも下の色が出にくいほどのマットな仕上がりになります。部分的に使用することで陰影が出やすくなります。

中:パールホワイト(PEARL WHITE)
各色に光沢を付与することもできますので、ファーの陰影を作るときに必須の色です。

右:パールシルバー(REARL SILVER)
少しグレー色の強い光沢色。ファーの印影を作るときに使います。

明るい場所を表現するのに使用するパール系


光沢のあるパールは ファーに光沢をあたえることが出来ます。

影になる場所を表現するのに使用するオペーク系

影を作る際に クロやグレーをそのまま着色するとかなり濃くなってしまいます。キレイな仕上がりを保ちつつ影を表現するのにオペークを使用します。

シロ・茶・黒など1色の犬種でも陰影をつけるシェーディング加工をします。

 リアルとかわいいの中間を狙いたいので、あからさまな陰影のつけ方はしない方がいいと思っています。
まだまだ 模索している途中ですが、可能な限り要望に沿った色目をしていきます。
基本、カラーは混色により色を作れますが、再現性が低くなりやすいので 混色は 部分的に使用するものに限定したいのが本音です。
そのあたりは相談してやっていきたいと思います。

また、白色ファーから着色する方法以外に、最初から色のついたファーを使用することもできます。


参考までに ミックスファー(グレー×ブラック)を使用したマスクを参考に載せます。
※モニターや写真の撮影環境により実物と多少差異があります。

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